２０年が経った [ひとりごと]
ベルリンの壁。
二度と撮る事はできない風景。そして撮る事があってはならない風景。
これを撮ってから実に２０年が過ぎた。早い！
ブログタイトルどおりの写真を撮ってたんだなと思う＾.＾
第二次世界大戦後、ドイツは英・米・仏の西側連合国の統治によるドイツ連邦共和国いわゆる西ドイツと、当時のソ連が統治したドイツ民主共和国、東ドイツとの２つの国に分かれた。
東ドイツの領域にあった首都、同じように統治されていたベルリンも東西に分割。
西独と東独。資本主義国家と社会主義国家。自由に経済活動ができる西ドイツへと、西ベルリンから空路で脱出をはかろうとする人々が後を絶たず、阻止するべく壁が建設された。
１９６１年のこと。冷戦の象徴。
ごくフツーのコンパクトフィルムカメラで撮った朝のブランデンブルク門と大通りを塞ぐ壁。
こちら側は西ベルリンなのだけれど、東に向かって撮ったから朝日で逆光なんだね。
ところどころに東側を臨められる展望台みたいな物があって、ドキドキしながら上ってみたら銃を携えた兵士が監視しているのが見えた。目が合ってしまった気がした。ひゃっ！
「軍事施設や兵士に好奇心でカメラを向けないように！」と前もって言われていたっけ。
滞在中に東ベルリンを半日観光する機会があった。
地下鉄に乗ってひとつめの駅だったと思う。ほんのすぐそこなのに、帰りの検問が激混みで何時間も待たされて仲間は大勢いたけれど明るいうちに西に戻れるのかととても不安になった記憶がある。
「もうここには二度と来ることないだろうな」と思わず口走ってしまい、仲間から「なんて冷たいことを〜！」と言われたりもしたなぁ。
・・・こんな事を書いていると自分がとても古い人間に思えてきたではないの。
否応無しに日付が写り込んじゃってるのがミソ。
日付入ってるの、なんかカッコ悪くてヤだなぁ、なんて思っていたけど、これが重要になるとはね。
この約二ヶ月後に壁は崩壊。本当に二度と来る事はなかった。
↓のドイツ観光局の公式サイトに壁の歴史や崩壊２０周年イベント、現在のブランデンブルク門の動画など見ることが出来るのでご参照下さいませ。
「ベルリンの壁崩壊20周年」 プレスリリース
そういえば夏に盛り上がってた世界陸上、マラソンのスタート・ゴール地点だったね。
写真が一枚では物足りないので・・・
東西ドイツ統一と共に消滅した旧東ドイツの航空会社インターフルークのキーホルダー。
統一してから数年ほど経った後、フランクフルト空港のお土産店で発見、迷わず購入！
世界各国の航空会社のロゴのものにひっそり交じって売ってたんだけど、ずぅっと残ってたのかな。
在庫限り、店頭に出ているだけっていうモノだったのかもね。
訪問おサボりしております。申し訳なし<(_ _)>
二度と撮る事はできない風景。そして撮る事があってはならない風景。
これを撮ってから実に２０年が過ぎた。早い！
ブログタイトルどおりの写真を撮ってたんだなと思う＾.＾
第二次世界大戦後、ドイツは英・米・仏の西側連合国の統治によるドイツ連邦共和国いわゆる西ドイツと、当時のソ連が統治したドイツ民主共和国、東ドイツとの２つの国に分かれた。
東ドイツの領域にあった首都、同じように統治されていたベルリンも東西に分割。
西独と東独。資本主義国家と社会主義国家。自由に経済活動ができる西ドイツへと、西ベルリンから空路で脱出をはかろうとする人々が後を絶たず、阻止するべく壁が建設された。
１９６１年のこと。冷戦の象徴。
ごくフツーのコンパクトフィルムカメラで撮った朝のブランデンブルク門と大通りを塞ぐ壁。
こちら側は西ベルリンなのだけれど、東に向かって撮ったから朝日で逆光なんだね。
ところどころに東側を臨められる展望台みたいな物があって、ドキドキしながら上ってみたら銃を携えた兵士が監視しているのが見えた。目が合ってしまった気がした。ひゃっ！
「軍事施設や兵士に好奇心でカメラを向けないように！」と前もって言われていたっけ。
滞在中に東ベルリンを半日観光する機会があった。
地下鉄に乗ってひとつめの駅だったと思う。ほんのすぐそこなのに、帰りの検問が激混みで何時間も待たされて仲間は大勢いたけれど明るいうちに西に戻れるのかととても不安になった記憶がある。
「もうここには二度と来ることないだろうな」と思わず口走ってしまい、仲間から「なんて冷たいことを〜！」と言われたりもしたなぁ。
・・・こんな事を書いていると自分がとても古い人間に思えてきたではないの。
否応無しに日付が写り込んじゃってるのがミソ。
日付入ってるの、なんかカッコ悪くてヤだなぁ、なんて思っていたけど、これが重要になるとはね。
この約二ヶ月後に壁は崩壊。本当に二度と来る事はなかった。
↓のドイツ観光局の公式サイトに壁の歴史や崩壊２０周年イベント、現在のブランデンブルク門の動画など見ることが出来るのでご参照下さいませ。
「ベルリンの壁崩壊20周年」 プレスリリース
そういえば夏に盛り上がってた世界陸上、マラソンのスタート・ゴール地点だったね。
写真が一枚では物足りないので・・・
東西ドイツ統一と共に消滅した旧東ドイツの航空会社インターフルークのキーホルダー。
統一してから数年ほど経った後、フランクフルト空港のお土産店で発見、迷わず購入！
世界各国の航空会社のロゴのものにひっそり交じって売ってたんだけど、ずぅっと残ってたのかな。
在庫限り、店頭に出ているだけっていうモノだったのかもね。
訪問おサボりしております。申し訳なし<(_ _)>
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へええ～、分断されていた頃のベルリンに行っていたのですか。それは、貴重な体験ですね。
私は、壁が崩壊して半年後に行きましたよ。
by 八犬伝 (2009-09-16 20:55)
我々の社会にも壁は作りたくないですね。
by ばん (2009-09-16 20:59)
おー、すごい！
壁壊れた日は会社休んでテレビに釘付けでした！
20年ですか～早いな～
by alien (2009-09-16 23:28)
その1年ほど前に生まれた子が先日21歳になったんですからね。20年ですね。
この前後って中国の天安門事件があったり世の中に変動のあった時期ですね。ちなみに日本では昭和も終わりましたし。
1枚の写真でいろいろ考えることが出てくるものですよね♪
by kumimin (2009-09-17 00:48)
八犬伝さん
東西では街の空気が違いましたね。
東は派手な看板広告もなく人影はまばら、でも綺麗な街並でした＾＾
崩壊後のベルリンは裁縫していませんが、もっと変わったのでしょうねぇ。
ばんさん
高い壁のある家や施設は威圧感あってヤな感じしますね^^;
見えない壁はもっと感じ悪いのでとっぱらいたいです！
by ぽて (2009-09-17 12:48)
alienさん
エッ！会社休めたんですか？！
壁壊れたので今日はお休みしま〜す、なんてネ？
そういえば私はその日何してたか覚えてません^^ゞ
kumiminさん
生まれた子が成人に、って考えるとスゴイ年月だわ、、、
まさに激動の時代と言えますね。
日がな一日学食で語り合ったこともあったっけ。（←授業に出なさい！）
きっとこれからも思い出に残る一枚でっす^-^
by ぽて (2009-09-17 13:17)
すごい！ 話に聞く、ベルリンの壁だぁ！
これがもうないなんて、信じられないですね。
というより、あった事自体が、信じられません。
by ラブ (2009-09-18 10:52)
ラブさん
国境の概念すらもない日本で暮らしてきて、これは理解し難い事実でした。
長い年月が過ぎたせいで自分でも信じられなくなってきました。
どこの国においてもあるべきではないですね＾＾
by ぽて (2009-09-19 00:02)